旅行、就学、就労と何でも出来るスーパービザ「ワーキングホリデービザ」

海外でガッツリ暮らしてみたい!

幸いなことに我々日本人はそれが簡単に可能となります。

海外で住むことや留学は何だかお金持ちの英才教育的なイメージがありますが、そんなことはありません。

条件はありますがハードルはずっと低いのです。

それを可能にしてくれるのが「ワーキングホリデー」というプログラムです。

観光ビザ、就労ビザ、学生ビザといろいろありますが私の場合はオーストラリアの「ワーキングホリデービザ」を取得しました。

ワーキングホリデービザとは18歳から30歳までの協定締結国の国民に対し、12ヶ月間オーストラリアで休暇の機会と、その資金を補うための一時的な就労の機会を与える制度です。

要点だけをまとめますと

  1. ワーキングホリデービザで以前に入国したことがないこと
  2. 申請日・ビザ発給日ともにオーストラリア国外にいること
  3. 申請する時点の年齢が18歳~30歳である(ビザが降りてしまえば入国の際に31歳になっていても大丈夫)こと
  4. 独身者である、もしくは既婚者だが子供が同伴しないこと。

ビザは入国から1年間有効です。
※オーストラリアは渡航中に政府認定の農場で3ヶ月以上就労すれば2年間に増えます。
4ヶ月以内の就学可能
一時的な就労可能(同一雇用主の下で6ヵ月以上就労できない。)

勉強も仕事も旅行も出来るスーパービザなんです!

今回はインターネットから全て英語のフォームに参考資料を見ながら必要事項を入力して取得しました。ある程度の英語力が無いとチンプンカンプンかもしれません。不安であれば留学エージェントさんなどに助けてもらいましょう。エージェントを利用して留学予定であればその辺りもフォローしてくれるはずです。留学エージェントは有料と無料とがありますが、無料で十分だと思います。

ちなみにiae留学ネットという無料留学エージェントを利用しました。オーストラリアのメルボルンオフィスでは、パソコンや本を無料で使えたり、週に何回かお菓子やコーヒーを飲みながら簡単な英語でのミーティング(集い?)があってコミュニティの場としてもひと役かってくれています。

http://iaeau.com/

2016年5月現時点でワーキングホリデーを使用して行ける国は

1.オーストラリア

2.ニュージーランド

3.カナダ

4.韓国

5.フランス

6.ドイツ

7.イギリス

8.アイルランド

9.デンマーク

10.台湾

11.香港

12.ノルウェー

13.ポーランド

14.ポルトガル

の14カ国。

予算や何を目的をしているか?あとはその国のお国柄で決めるのが多いです。

またその辺りは後日。

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海外に行く前に必要なもの

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海外へ行くために準備する必要があるものはたくさんありますが、絶対に必要なものを簡単に説明します。

  1. パスポート(旅券)
  2. ビザ (不要の場合もあり)

この2つは必須です。

パスポート

5年、10年の2タイプあります。(20歳以下は5年のみ)
女性は結婚によって姓が変わる場合がありますので5年を選ぶ人が多いです。

必要なもの:一般旅券発給申請書(最寄の市町村役場でくれます)
戸籍謄本(または戸籍抄本)1通 ※謄本が家族全員で抄本が本人のみなので、抄本で十分。
住民票の写し1通(住民基本台帳ネットワークシステムで確認可能な方については、原則不要)
写真1枚(お店の前にある機械に「パスポート」って大きさがあります)
申請者本人に間違いないことを確認できる書類(運転免許証、年金手帳、健康保険証etc…)

代理人でも提出はできますが確認書類が2点必要です。(コピー不可)
代理人自身の確認書類も1点必要です。

書類を提出する場所:各都道府県指定のパスポートセンター

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html

平日仕事がある人は、本人が申請に行くことは難しいでしょうね。

私の場合も平日は仕事で行けないため、代理人から申請しました。
交付は申請者のみ受け取り可能ですので、代理人の受け取りは出来ません。

ビザ

国と渡航目的、期間によっては不要なところもあります。

行き先によって「何日以上滞在する場合はビザが必要」というのが違いますので行く前に必ずチェックしてください。

また、中国やサウジアラビアのように何時間以上トランジットがある場合は一度空港から出ないといけない、という国もあります。
空港から出ないと行けない→何らかのビザが必要(不要な所もあります)→知らなかったためビザを取得していない→出国地にて搭乗出来ずor到着地で入国出来ず、といことも例外ですがあります。

観光ビザ、就労ビザ、学生ビザといろいろありますが一般的には観光ビザがよく使われるんじゃないでしょうか。

日本のパスポートは世界的に見ても強いです。もちろん例外はありますが各国のビザ取得は割と楽なほうです。アジア圏に至ってはビザ取得せずとも入国出来る国があるぐらいです。

出国しようとして空港に行ったは良いが、渡航先の国のビザが無いから搭乗出来ません。。ということにならないように気を付けましょう。(たまにいるのです。。)

長期で海外渡航する前にするべき公的手続き

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長期で海外渡航する際の済ませておくべき公的手続きについて経験をもとに解説します。

海外転出届け
国民年金加入(任意)

まず海外転出届けについて説明します。

簡単に説明すると、海外に行きますよーってことを役所に知らせる届けです。(住民票を抜いて海外へ持ち出ている状態です。)免許書などの本人確認書類があれば手続き可能です。異動先も国名と都市名だけ記入すればOKです。(1年以上海外で過ごすことを目安に、ということになっています。)

メリット・・・海外渡航中の住民税、国民健康保険の支払いが不要になります。国民年金加入は任意となります。

デメリット・・・住民票が発行出来ません。だって海外に持ち出してるもの。※免許、パスポート取得や家のこと以外に必要なことはあまり無いです。

余談ですが・・・そもそも住民税は『1月1日に日本国内に住所がある者で一定以上の所得がある者が対象』なのです。※普通に会社員として働いている人はまずこれにあたります。

2015年12月25日転出→2015年の1年分だけ
2016年1月5日転出→2015年+2016年の2年分
タイミングによっては10日間違っただけでもこんなにも違いが出てくるんですねー。

ちなみに先に納めた住民税は返ってきません。
私の場合は2011年分の住民税は1年分既にまとめて納めていました。
同じ年の10月に転出するので、11月と12月分を返金可能かどうか確認しましたが、「そんな制度は無いのでお返しできません」と断れました。
長期海外渡航を考えている場合は面倒ですが分納で納めましょう!(会社によっては給与から天引きさている所もあります。)

続いては国民年金加入(任意)について説明します。

海外転出届けを出した時点で国民年金の支払いは任意になりますので払おうが払うまいが自由です。
自由ですが、将来支給される年金からその分は差し引かれます。
2016年5月現時点では5年前までにさかのぼって国民年金を納めることは可能ですが、あくあまでも「日本国内に在住」していることが条件のため「海外転出届けを提出=日本国内に在住してない」ので帰って来てから納めようとしても出来ません。(未納という形ではなく、全く別の扱いになるためです。)

ちなみに国民年金を支払う場合は月々16,260円(2016年5月現時点)
支払う場合は印鑑と退職日が分かる書類(離職票など)を提出することで手続きが可能になります。※両親でも代理手続きで可能

前年度にガッツリお仕事をされていて、退職後に1年間を海外で過ごして久しぶりに日本に帰ってきたら税金の納付請求書の額面を見て愕然、、なんてことも珍しくはありません。

留学や仕事で長期で海外渡航される方はその前に手続きをお忘れなく。